キーワードはWebライティングを行う際に記事の主軸となる存在です。
この記事ではキーワード選定において、事前の調査方法や方向性の明確化など、必要なことを紹介します。
特にSEOで集客する場合、重要な下準備。
間違った方向で進めてしまうとせっかく良い内容を作っても意味がありません。
キーワード選定の意図や手順について是非参考にしてみてください。
※SEOで狙わない方や、文章作成のみを行う方にとっては選定方法はあまり重要ではありません。(主軸となるキーワードが重要であることは変わりませんのでご注意ください。)
キーワード選定とは?必要な理由は?

キーワード選定とは記事の主軸となる『狙ったキーワード』を調査した情報をもとに決めることです。
決めたKWで検索して上位表示を狙うための記事作りをしていくため、記事作りの工程でもっとも大事な作業になります。
キーワード選定が必要な理由は主に3つ。
ふんわりした理解で進めてしまうと、調査が不十分になったり、記事の方向性がブレてしまう原因になったりとリスキーです。
しっかり押さえておきましょうー!
検索需要のあるワードなのか判断できる
狙うキーワードは検索需要のあるワードか調べることが重要です。
自分のイメージで適当に決めたキーワードの検索ボリュームが全くない場合、上位表示されたとしても検索される機会が全くありません。
無駄な努力を避けるためにも、検索需要の調査が必要。
仮で決めたキーワードの検索ボリュームをチェックすることで、検索需要があるかどうか知ることができます。
上位表示が可能かどうか判断できる

検索ボリュームが多いワードを見つけても、そのワードで狙って上位表示できるのか調査する必要があります。
例えば、上位表示されている競合記事に大型のサイトや情報量が膨大にあるサイトの記事がある場合、上位表示が難しくなります。
逆に、上位表示されている記事内容が薄かったり、個人で作られたサイト記事であれば上位表示する勝算があるという判断に!
SEOで記事作成をする場合は競合記事のチェックは欠かせないため、キーワード選定から調査するのがおすすめです。
検索意図を知ることができる
狙ったキーワードが決まった後は『検索意図』の把握をしましょう。
検索意図と記事内容があっていないとせっかく上位表示されてもすぐに離脱されたり、クリックすらされなくなってしまいます。
自身の感覚で記事の方向性を決めず、都度検索して決めることが重要になります。
▼『検索意図」については下記の記事で説明しています。
キーワードの選定方法3つの手順
キーワード選定は以下の手順で行うのがおすすめ。

各工程を詳しく紹介していきますね!
1・狙いたいキーワードを仮で決める
まずは仮でキーワードを決めることから始まります。
頭の中で浮かんでいるワードや、ネット検索などで調査したワードを『仮のキーワード』として決めてみましょう。
そこから、次の工程に移ります。
あくまで仮で決めているため、他のワードに変える可能性も十分にあることを留意しておくのもポイントです。
2・仮で決めたキーワードのボリュームをツールで調査

キーワードのボリュームは以下のツールで調べることができます。(アカウント登録が必要です。)
これらを使用することで、対象ワードの検索ボリュームと関連するワードのボリュームまで調べることが可能です。
もし狙ったキーワードの需要がない場合は別のワードを探すことも必要になるでしょう。
ちなみに初心者の方はロングテールキーワードを狙うのがおすすめ。
あくまで私の感覚ですが、検索ボリューム数が月間500前後のキーワードが上位を狙いやすいです。
キーワードが決まらない場合は以下の方法でチェックしてみてください。
似たようなワードのボリュームもチェック
仮で決めるキーワードに似たようなワードがある場合は、両方調査することをおすすめします。
検索ボリュームに差がある可能性があり、仮で決めたキーワードよりも需要があるケースも!
例:ハンドミキサーとハンドブレンダー、電子メモと電子ノートなど
Google trendsなどで調査してみるのも参考になりますよ!
Google trends:こちら
1語、2語、3語キーワード
まず以下のような検索例があります。
- 1語キーワード:『ぱんだ氏』
- 2語キーワード:『ぱんだ氏 ブログ』
- 3語キーワード:『はんだ氏 ブログ わかりやすい』
このように狙うキーワードは必ずしも1語だけとは限りません。
競合や検索ボリュームを見ながら、2語、3語になるケースもあるため、意識しながら調査してみましょう。
3・決めたキーワードで検索し、競合や検索意図をチェック

競合の把握をするために、ツールを使って決めたキーワードを一旦検索してみましょう。
検索して表示された記事がどのようなサイトなのか以下のポイントをチェック!
- 検索意図の把握
- 同じような記事かどうか
- 大型サイトが上位を独占していないか
- 上位表示された記事より濃い内容が書けるか
同じような記事が上位にあることで、検索意図やニーズのある記事の方向性を把握することができます。
検索意図を含め、イメージした記事内容が上位表示された記事より濃い内容であればそのまま進めて問題ないでしょう。
しかし、Amazonや楽天市場などの大型サイトなどが上位を独占している場合は他のワードや2語キーワード、3語キーワードを検討することをおすすめします。
▼ちょっと中級者向けのキーワード選定方法も紹介しています。
キーワード選定の次は記事構成作り
キーワード選定の方法をお伝えしました。
キーワードを決めるために少々時間を要しますが、記事の土台になるため情報収集は必須。
疎かにしてしまうとせっかく良い内容のライティングができても成果につながりません。
情報をもとに最適なキーワードを探してみてください。
キーワード作成の次は記事構成です。
構成の作成もこだわりたいポイントがたくさんあるのでチェックしてみてください。